アドベントカレンダー:「オレ史(中編)」

War-Gamers Advent Calendar 2019」9日目の記事であり、前回の続きとなります。

中学生

 中学1年の時に友人宅で「信長の野望・全国版」(光栄)(MSX版)を遊びまして。時間の都合で領地が1国増えたあたりで打ち切ったのですが楽しかったですね。今になって思えば「拡大再生産」の快感を初めて味わった経験があれなのかなと思います。当然自分でも買いました。

 この友人は三国志のボードゲームも所有していまして、2人で対戦したのを覚えています。ただ、どこのメーカーのなんというタイトルかは覚えてないんですよね。ちなみに私の三国志知識はだいたいこの頃彼から借りた横山三国志でできています。
 彼とのつきあいはそんなに長く続かず、といっても喧嘩別れとかではなく、単に私が転校しただけなんですけど。

 信長と三国志によって覚醒したHA少年がその後ストラテジーゲームに耽溺したかというとそんなことはなく。これは主に2つの要因からなり、ひとつは欲望のままにゲームを買えるほど小遣いをもらってなかったこと(まあ当たり前ですね)。もうひとつは所有のパソコンが、富士通FM-7のホビーユース 後継機 たるFM-77L2というわかる人にはわかる、リリースされるゲームのタイトル数がちょっと残念な機種でして。そりゃまあ一応新御三家のひとつに数えられるだけあって、日立S1やソードM5よりはゲームも多かったですけど。PCゲーム市場は徐々にNECのPC-8801mkIISRの一人勝ちになっていきました。あ、もうひとつ要因ありました。8ビット機ではまだまだコンピュータに思考させるゲームは荷が重かったのです。ストラテジー系ゲームはPC-9801での開発が主流でしたね。

 ボード・ウォー・シミュレーションのブログのはずが、マイコン老人会みたいな記事になっていますがもう少し続けます。
 ゲームに飢えていたHA少年がどうやって渇きを癒していたかというと、雑誌です。その昔……というか一応10年くらい前まで刊行されていた「LOGiN」という雑誌がありました。いろいろ語れるのですが、「この界隈」に関係あるトピックだけかいつまむと、ミリタリー的な情報の足掛かりはこれでした。例えば「大戦略」の紹介記事にユニット解説として現用兵器の解説が載っていたりとかです。
 この界隈関連としてもうひとつ、ドのつく素人の私がなんとなくうっすらと出版物の製作工程に理解があるのは、編集者が積極的に誌面に露出していたこの雑誌を読んでいたからです。

中学時代といえばもうひとつ、バンダイのパーティジョイシリーズにハマっていた時期がありました。パーティジョイシリーズについては先日スモール出版からすばらしい本が刊行されましたのでゲームマーケットの会場で購入しました 。 【PR】(別に報酬ないけど)
 こんな感じでエポックとかタカラのゲームタイトルを網羅した本なんかも出てきて欲しいなあなんて思います。

高校生

 高1の時「SUPER大戦略」のカードゲーム(システムソフト / BNN)を持ってきたクラスメートがいまして(いま調べたら作者は黒田幸弘先生なんですね)、ほどなくしてまあ私も「いけるクチ」というのがバレまして。この頃は「Gun」の……本誌を定期購読する資金力はなかったので、たまに出版される別冊とかを買ってましたね。あと高校3年の冬、センター試験の3日前に入院するという面白エピソードがあるんですけど、友人たちが差し入れてくれたのも「航空ファン」だの「PANZER」だのほんとお前ら、って感じでした。
 ちなみに「タクテクス」の存在は知っていました。書店で平積みされているのを見たことあります。中は見なかったんですけど、見てたらその後の人生が少し変わっていたかもしれませんね。

 高校時代の出来事としては、冷戦が終わったり、湾岸戦争が勃発したりしました。リアルタイムにテレビで見た戦争というのはあれが初めてでした。っつうか戦場にテレビカメラが入ること自体、あのあたりからなんですかね?フォークランドの頃はまだ小さかったのでよく知らんです。
 受験生にとって、冷戦が終わるということは、ヨーロッパの国境線が書き換わって、覚えなきゃいけない国名がべらぼうに増えたことを意味しました。時事問題ということもあって、そのあたりは出題されるぞなんて脅されたりね。ドイツはくっついてひとつになったけど、チェコ=スロバキアもソビエト連邦もユーゴスラビアも分裂したので差し引きマイナス(プラス?)です。ちなみにアフリカでナミビアが独立したのもこの頃です。

 あ、大事なこと忘れてた。高校時代の社会の選択は世界史でした(そのあと地理もやった)。私の歴史知識はそこらへんがベースです。
 あと新紀元社の本とか買ったなあ。(ところで後年読み返して、「あれ、この著者あの人じゃん」となりました)

 ここまで小林源文とかパウル・カレルとか出てきませんね。すまんな。あっでもこの頃通ってた歯医者の待合室に小林源文の劇画が置いてあったので読みましたね。ルーデル、ハルトマン、パイパー、ビットマンあたりのエピソードはこれで知ったか。

 ……とかなんとかで、冬戦争のことをどっかで知ったんですよ。なんかの雑誌記事か漫画だったかは判然としないのですけど。寡兵のフィンランドがソ連の大軍を食い止めたエピソードは強く印象に残りました。
 そんなある日立ち寄った(韮沢靖の作品にハマってた頃だったのでサイン本を買いに行った時かもしれない)ポストホビーで「Arctic Storm」(GMT)に出会ったのでした。

おいおいおいおい

 随分引っ張りますねこの人?いやでもさすがに読むのも疲れましたでしょ。書くのも疲れた。続きはまたの機会に。

アドベントカレンダー:「オレ史(前編)」

 今年もやってまいりました。「War-Gamers Advent Calendar 2019」1日目の記事です。
 まずは昨年ご参加いただきました皆さま、記事をお読みいただいた皆さまにお礼を。またよろしくお願いします。

 21さんのブログに触発されまして。そういえばこういう自分史をちゃんと書いたことなかったような。MustAttackで書いたかな?まあいいや。このブログでは初めてでしょう。

未就学時

 初めて覚えたアナログゲームはババ抜き、次いで七並べ。
 ボードを使うゲームの初めては「オセロ」(ツクダオリジナル)

小学生

 小学1年で父に将棋を教わり、しばらく没頭しました。近所の1コ下の友達と指すことが多かったと思います。あと4年生くらい?で学校の選択クラブは囲碁・将棋でした。
 ただ、将棋にはちょっと違和感がありまして。どの駒も火力が同じじゃないですか(伏線)。ウォーゲーマー的に言うと「ユニットレーティングに不満があった」といったところでしょうか。なんか戦争の実相を反映してない感じがしたんですよねえ(生意気ぃぃ)。

 ミリタリーの話もちょっとしておきましょう。
 学校の図書室に乗り物図鑑的なものあるじゃないですか。あれを熱心に読んでましたね。でまあ「世界一速い飛行機」とか載ってるわけですよ。SR-71とかMiG-25とかね。
 あと艦船の歴史みたいな本でガレー船とかモニター艦とか知ったものでした。

 2年生の頃、裕福な家庭の友達がおりまして。いろんな玩具を持っていたのですが、ボードゲームもいっぱい(当社比)所有してまして。いろいろ遊んだのでした。特に記憶しているのが「お化け屋敷ゲーム」(バンダイ)と「戦国武将ゲーム」(タカトクトイス)。特に「戦国武将ゲーム」は「兵科によって戦闘結果が異なる」という点が強く印象に残りました(複線回収)。

 ところで、私の小学生時代というのはガンプラブーム真っただ中でして。私も下手くそながらザクだのギャンだの作りました。Gアーマーはいろいろ変形できて楽しかったですね。
 そんでしばしば友達と連れ立って玩具屋だか模型店だかに、特に買いもしないのに冷やかしに行くのでした。そんなとき、ホワイトメタル製のフィギュアを、宇宙が描かれたヘクスマップ上で戦わせるガンダムのゲームを見かけたのですが、どこのメーカーのなんというタイトルか、まったく記憶しておりません。その後どこかで同じものを見たこともないので、まったく謎です。なんだったんだろアレ?
 ともかくあれが、私がヘクスグリッドのマップを見た最初でした。

 5年生だったでしょうか。鍵っ子の私は順調にアニオタに育ちまして。なかでも重戦機エルガイムがことのほかお気に入りでした。内骨格のフレームとかエネルギー供給のコードとか、ホバーバイクが変形するコクピットブロックとか。
 そしてとある模型店で出会ったのでありました。

「ヘビーメタル」(ツクダホビー)

 「ヘビーメタル」が私のヘクスマップゲーの最初です。友達を自宅に招いて遊んだりしましたね。エキスパンションキットも買いました。なぜか「エルガイム Mk.II」は買わなかったんですよね。なんでだろう?

 もうひとつ。この頃は第2次マイコンブームというものが到来しております。私も父にねだって買ってもらいました。後にも先にもあんなにゴネたことはありません。迷惑をかけたなあとも思いますがその結果、現在メシのタネにもなってるわけで、感謝しております。

 小学校高学年となると社会科の授業に歴史も入ってきますね。男子ですから戦争には興味もちつつ学習しましたけど、この頃はまだ特にミリとか戦国オタになった自覚はないです。 治承・寿永の乱のほうが印象深かったかな。あと富士川の戦いについて「そういうこともあるんだなあ」と。今になって思えばこれが初めて知った「軍隊のモラルブレイクによる壊走」の事例でした。

ちょっとちょっと

 まだ小学校卒業してないんですけど?長いわ。
 というわけで、今宵はここまでに致しとうござりまする(武田信玄)。

アドベントカレンダー:「周年のはなし」

War-Gamers Advent Calendar 2018」14日目の記事です。

歴史上の実際の戦争を題材にすることの多いウォーゲーム業界では、その戦いから丁度○○年の節目にそのテーマのゲームが制作、出版されるのが通例となっていたりします。例えば2015年には(ナポレオニックが必ずしもメインストリームではない)本邦でもワーテルローの戦いのゲームが数点出版されましたね。

また2014年から今年、2018年にいたるまでは、第一次世界大戦に関していろいろ100周年でした。戦車の誕生から100年ということで、ガルパンおじさんたちにもお馴染みだったかと思います。
私もなにかしら因んでおこうと、中古のコマンド別冊を買い集めてみたりしましたが、今のところプレイ機会に恵まれておりません。今月中になんとかなるでしょうか。

Nils Forsberg 「三十年戦争への出陣」

もうひとつ今年は三十年戦争勃発から400年ですが、さすがにこれは(少なくとも国内では)出版ブームとはいかなかったように見えます。
私が所有している三十年戦争アイテムもGMTの「Thirty Years War」「Sweden Fights On」の二点だけです。
これらもプレイに漕ぎ着けておりませんが、ウェストファリア条約400周年まであと30年ありますので(油断)そのうちなんとかしたいものです。とりあえず(生き永らえていたら)2031年のブライテンフェルト400周年とか目指してみようかなと。

まずルール和訳からなー。

アドベントカレンダー:「彼らは今年も来た。儂も舞い降りた」

元気ですかああ!?げんきんがあればなんでもできる。取り急ぎ5兆円ください。
今年もやってまいりました。「War-Gamers Advent Calendar 2018」1日目の記事です。

昨年つい勢いで始めた企画でしたがなんとか一人相撲にもならず、終わってみれば大団円という感じである種の感動のうちに幕を下ろしました。
これもひとえにご参加くださった皆さま、情報の拡散にご協力くださったみなさまのおかげでございます。ありがとうございます。
……という総括を昨年やった記録がないんですよね……。MustAttackの日記とか掘り返してみたんですが。恩知らずかよオレ。
そ、それはともかくとしまして、なんだか好評だったのに気をよくして今年もやってみました。猿遊会みたいにウォーゲーム界の風物詩になれればいいですね(稀有壮大)。

さておかげさまで今年も、現時点で10人を超える執筆者にお集まりいただいております。逆に言うとまだ半分以上空いているんですが、昨年も出足はこんな感じだったしへーきへーき(慢心)。
まだ参加を決めかねているシャイなYOUも、スナック感覚で参加してみればいいと思います。いまこの文章も20分くらいで書いてますし(2018-11-30 01:26 JST)。

明日は、昨年の大トリをつとめられましたセンパーさんが早くも登場です。リプレイ記事について書かれるとのこと。楽しみにお待ちください。

それではクリスマスまで2週間、どうぞよろしくお付き合いください。

【AAR】Destination: Normandyほかソロプレイ-20180606

「Destination: Normandy」(WGHB2010)をソロプレイしつつ、盤面の写真を撮ってTwitterにアップロードしておりました。
あとついでに「June ’44」(CMJ#095)も最初だけ。せっかくなのでモーメントにまとめて共有いたします。

※埋め込みだとモーメントの後半が表示されないですね。お手数ですが↑「Twitterで表示」からどうぞ。

【AAR】Samurais of the Sky: シナリオ4 ソロプレイ-20180605

「Samurais of the Sky」(SLGamer#12)のミッドウエイ海戦をソロプレイしつつ、盤面の写真を撮ってTwitterにアップロードしておりました。せっかくなのでモーメントにまとめて共有いたします。

2018-06-20 追記

ルールを再確認したところ、連合軍2機撃墜、日本軍1機撃墜だとサドンデス成立で日本の勝利でしたね。失礼しました。

【AAR】ドイツ戦車軍団: エル・アラメイン ソロプレイ-20180519

「ドイツ戦車軍団」(JWC#03)のエル・アラメインをお酒を飲みながらソロプレイしつつ、ターン終了ごとに盤面の写真を撮ってTwitterにアップロードしておりました。せっかくなのでモーメントにまとめて共有いたします。

※あとでCyberboardのセーブデータを作って置いとくかもしれません。予定は未定。

アドベントカレンダー:「ホーエンリンデンの戦い」

War-Gamers Advent Calendar 2017」3日目の記事でっす。

12月3日。世間ではゲームマーケット2017秋の2日目ですね!
それでは会場から、採れ立てホヤホヤのレポートを……ってできるかーい!
3日に公開ということは2日までに書き上げておかなくちゃいけないわけで、そんなんワシ、泥酔してるに決まってるじゃないですか!(逆ギレ)

というわけでゲームマーケット関連からは完全に離れて違うこと書きます。

今日はなんの日

そういうわけでネタを求めてWebブラウザを立ち上げます。Wikipediaには1年365日それぞれのページがあって、その日に起きたできごとや、その日が誕生日や忌日の著名人を知ることができます。
さて12月3日を見ますと、、、、
ジョン・バッカス(計算機科学者。FORTRANを開発したほかバッカス=ナウア記法にその名を遺す)、オジー・オズボーン(ロックミュージシャン)の誕生日だそうです。Ozzy, Happy Birthday!

おっと、ここはWar-Gamers Advent Calendarのための記事でした。戦争にかかわるできごとを探してみましょう。
( ^ω^)……あんまりないですね。やっぱ冬に戦争するなんてアタマおかしいですね。(感覚が麻痺してるのでそもそも戦争自体がアタマおかしいとか思ってない)

第三次印パ戦争もなかなか重要な戦いですね。この結果により東パキスタンがバングラデシュとして独立しました。しかし今回はホーエンリンデンの戦いに注目してみましょう。

ホーエンリンデンの戦い

フランス革命戦争期の1800年12月3日、ミュンヘン西部近郊の町ホーエンリンデンで、 ジャン・ヴィクトル・マリー・モロー率いるフランス軍が、ヨハン・バプティスト・フォン・エスターライヒ率いるオーストリア軍に対して勝利を収めた戦いで、同年のマレンゴの戦いと並んでオーストリアにリュネヴィルの和約を結ばせ第二次対仏大同盟を解体させる要因となったそうです。

うん、知らなかった。

その歴史的な重要性のわりに、「日本のウォーゲーマーにとって」と但し書きをつけた上での話かもしれませんが、ナポレオンのマレンゴの戦いに対してモローのホーエンリンデンの戦いとうのは非常に対照的な印象を受けます。
ゲームの題材としてはどうでしょう。BGGにて[Hohenlinden]で検索するとひとつだけ、「Hohenlinden 1800」がヒットしました。さすがご当地、フランスの出版社のようです。
なお[Marengo]で検索した結果は8件でした。やはり世界的な傾向なんでしょうか。
もう少しホーエンリンデンテーマのゲームがあってもいいような気がしますがまあよく言われるように、劇的な勝利を記録した有名な会戦は一方的すぎてゲームにしづらいということがあるかもしれません。また会戦級のゲームは少なくても、第二次対仏大同盟の戦略、戦役級ゲームに包括されているのかもしれません。知らんけど。
というわけでフランス革命戦争の戦役にちょっと興味が湧いてきた一日でした。

ちなみに「Hohenlinden 1800」を制作したDéliresのラインナップに、アリ塚を運営し防衛する黒アリと、それを侵略する赤アリの争いをテーマにした「Eglantine et les fourmis」なる2人用ゲームがあるみたいなんですがこれ、ウォーゲームと言って差支えないんじゃないでしょうか。興味あります。

こんなオチですいません。

アドベントカレンダー:「我らウォーゲーマー」

War-Gamers Advent Calendar 2017」1日目の記事であります。皮切りなのであります。

ADVENTARのアピールにも書きましたとおり、Board Game Design Advent Calendarからインスパイアされて企画したものであります。
初めての試みでもあり、テーマは「ウォーゲームに関することならなんでも自由」としました。
それが奏功したかはよくわかりませんが、おかげさまで10人を超える執筆者にお集まりいただきました。
「ウォーゲームに関して何か文章を書きたい」と考える方がそれなりにいらっしゃることを表していると受け止めております。

さてさて、自由なテーマの中で共通したキーワードが「ウォーゲーム」であります。これを旗印に十数名のゲーマーが集結したわけであります。
「ウォーゲーム」とはなんぞや?という定義は明確にしていないにもかかわらず、それぞれ「だいたいあんな感じのもの」を頭に思い浮かべて集まった面々が語る「何か」が楽しみで仕方ありません。

クリスマスまでよろしくお付き合いください。