【活動報告】2023-03-04 ソフィアゲームクラブ第105回オープン例会

いつのまにやら梅の花も散り始め、春の訪れが確かに感じられる気候となってまいりました。皆さまいかがお過ごしでしょうか。私は目が痒くて仕方がありません。

そんな3月の例会はコロナ以来久しぶりのお顔が多く見られた会となりました。ご参加くださった皆さまお疲れ様でした。またよろしくお願いします。

会場となったなかのZERO学習室B

遊ばれたゲームたち

『Lincoln』(PSC Games)
※リンクはKickStarter

『Bloc to Bloc』(Out of Order)
※プレイの様子はN村さんのブログもご覧ください

『アンドールの伝説』(アークライト)

『Wir sind das Volk!』(Histogame)
※『Lincoln』『Wir sind das Volk!』のプレイの様子は旅団長さんのブログもご覧ください。

『キューボサウルス』(Engames)

『湾岸戦争』(翔企画)
※リンクはBGG

『6 nimmt』(メビウスゲームズ)

本日の撮り忘れ(´・ω・`)

なかったと思います。「こんなゲーム遊んでたよ」というのがありましたらお寄せください。

【活動報告】2023-02-18 ソフィアゲームクラブ第104回オープン例会

はた目には区切りがよくないと思いますが、2月は当サークルの誕生月なのであります。ソフィアゲームクラブは活動12年目へと足を踏み出しました。

そんな節目の例会は軽重ジャンルを問わないゲームのチョイスでなかなかウチらしいかなと思いました。

ご参加された皆さまお疲れ様でした。今後とも引き続きよろしくお願いします。

会場となったなかのZERO学習室A

遊ばれたゲームたち

『音速飯店』(すごろくや)

『キューバーズ』(Engames)

『ROOT』(アークライトゲームズ)
※拡張『さざめく河のけだもの軍記』を導入して5人プレイ。

『応仁の天下』(GJ#84)

『Kings & Things』(ホビージャパン)
※リンクはBGG

『イッツアワンダフルワールド』(Engames)
※拡張『荒廃と隆盛』入り。

本日の撮り忘れ(´・ω・`)

なかったと思います。「こんなゲーム遊んでたよ」というのがありましたらお寄せください。

【活動報告】2023-01-22 ソフィアゲームクラブ第103回オープン例会

2023年最初の例会は午後からスタートし、軽量~中量ゲームを回すリラックスした雰囲気の回となりました。ご参加くださった皆さんお疲れ様でした。本年もよろしくお願いします。

会場となったなかのZERO和室

遊ばれたゲームたち

『シャドウレイダーズ』(グループSNE)
※リンクはBGG

『イッツアワンダフルワールド』(Engames)

『Voelkerwanderung!: Barbarian Migrations & The Fall Of Rome』(Companion WarGames)

『RISE』(dlp games)

『Glen More』(Ravensburger)

『6 nimmt』(メビウスゲームズ)

本日の撮り忘れ(´・ω・`)

他にもいくつか箱から出されたゲームはあったように思いますがプレイには至らなかったようです。「こんなゲーム遊んでたよ」というのがありましたらお寄せください。

【活動報告】2022-12-04 ソフィアゲームクラブ第102回オープン例会

めっきり寒くなってきました。皆さま変わらずお過ごしでしょうか。
今年最後のソフィアゲームクラブは会場の都合で夕方までの早締めとなりましたが、時間いっぱいまでヘビーゲームを敢行する卓で小ぶりながらも賑わいを見せました。

今年はコロナ禍下の自粛から復活して活動を再開することができたのがサークルとしては何よりのトピックになりますね。来年以降もご愛顧を賜りますことを願っております。皆さま良い年をお迎えください。

会場となったなかのZERO学習室B

遊ばれたゲームたち

『Scout』(オインクゲームズ)

『Bloc to Bloc』(Out of Order)
プレイの様子はN村さんのブログもご覧ください。

『エンデバー』(ホビージャパン)

『ヒストリー・オブ・ザ・ワールド』(アークライト)※新版

『Kazhdyy Gorod, Introductory Matrix Game』(Tom Mouat同人)
プレイの様子はN村さんのブログもご覧ください。

本日の撮り忘れ(´・ω・`)

なかったと思います。「こんなゲーム遊んでたよ」というのがありましたらお寄せください。

【活動報告】2022-11-19 ソフィアゲームクラブ第101回オープン例会

当日は関東圏内で他のゲーム会と日程が被ったこともあり、コンパクトな会となりました。また主催者が急な弔事により途中退席となりましたが、残った皆さんで上手く運営していただけたようです。ご参加くださった皆さんにお礼申し上げます。

会場となったなかのZERO和室

遊ばれたゲームたち

『海底探検』(オインクゲームズ)

『オー・マイ・グーッズ!』(ホビージャパン)

『シャドウレイダーズ』(グループSNE)
※リンクはBGG

『ANIMAKER』(TDF)

本日の撮り忘れ(´・ω・`)

撮り忘れはないです。主催者が退場した後では以下のゲームが展開されたそうです。。
『Pacific Typhoon』(GMT Games)
『ボーナンザ』(メビウスゲームズ)
『RISE』(dlp games)
『公国のペレストロイカ』(植民地戦争+α)※リンクはゲームマーケット公式
『ギリギリカレー』(江神探偵事務所)※リンクはゲームマーケット公式

【戦利品】ゲームマーケット2022秋1日目

皆さま、1日目お疲れ様でした。掲題のとおりです。だいたい購入順。

ジブセイルゲームズ

『平船源馬』一ノ谷から壇ノ浦までの海上を中心とした戦い。

『太平洋の土下座 II』1940年代前半の日米の戦い……なんだけどプレイヤーは日米陸海軍それぞれ4陣営に分かれて、おのが組織のために戦う。

Origins 研究会

『High Frontier』第4版&『Conflict』モジュール (Sierra Madre Games / Ion Game Design)第2版のシュリンクも解いていないんだけど第4版買っちった。さらには戦争モジュールを追加。HFのシステムで戦闘をするのだからリソースカツカツ系SF小説みたいになると想像。

アナログゲームショップ a-game(国際通信社)

『Age of Dogfights WWI』第一次世界大戦時の様々な航空機(戦闘機はもちろん、水上機や双発爆撃機なども)によるドッグファイトを主体としたゲーム。所々に見られる細かいルールがオタク臭くて(・∀・)ニヤニヤ

新版『志士の時代』銀パパ最後の傑作(異論は認める)。ウォーゲーム日本史誌付録をリニューアル。カードやルールがちょこちょこ追加されていてプレイ感はけっこう変わりそうな予感がしたので購入。

『TANKS+α』コマンド誌連載の追加シナリオたちが一冊にまとまった。追加ユニットも収録されて戦車好きは必携の品。たった1シナリオだけ登場するマークIVやA7Vも入ってる。

『コマンドマガジン #167』直売だとショップの利益が乗らないのでチョットヤスイ。

サンセットゲームズ

(中古)『皇帝ナポレオン』(翔企画)めったに中古市場に出てこないアイテムなうえにショップではまずあり得ない低価格で迷わず購入。

(中古)Operational Combat Series 『Tunisia』(The Gamers) OCSが500円!さらに和訳付き!

(中古)Operational Combat Series 『Sicily II』(The Gamers / Multi-Man Publishing) 以前プレイして面白かったのでこちらも即断即決。

ヒネクレアラモード

『ロドレブ!』説明を聞いてみて、『EKIDEN』(OKAZU Brand)と『Thunder Alley』(GMT Games)を足して薄めたような感じに思えたので購入。ゲーム会午前の暖気や卓シャッフルまでのつなぎによさそう。

堀場工房

『古代兵棋』&おまけの『Just Dice』 いま内容を確認して気が付いたのですが『古代兵棋』大判の箱のバージョン持ってました(コマが豪華なやつではない)。ま、まあ即売会ではそういうこともあります。「10周年なので…」と渡された小箱はインディアンポーカー的なゲーム。10年て、てっきりソフィアゲームクラブのことかと思ってしまいました。自惚れておりましたすいません。堀場工房さん活動10周年おめでとうございます!

サザンクロスゲームズ

『国葬最前線』(芸無工房LOSERDOGS)著名人の国葬を行うために国民の同意を得るゲーム。大晦日とかに一年を振り返りながらプレイするとよいと思います。

『清須会議 (笑)』(芸無工房LOSERDOGS)志半ばで本能寺に倒れた織田信長の後継者を決める会議。候補者たる武将たちの肖像はかなり現代風のアレンジがなされている(嘘は言っていません)。

【活動報告】2022-10-23 ソフィアゲームクラブ第100回オープン例会

前回7月の例会時点で国内の感染者数が急上昇の気配を見せておりましたのでまたしばらくしゃがんでおりましたが、どうやら落ち着いてきたのと、政府の方針ももうウィズコロナでやっていくっぽく感じたので活動再開することにしました。
以後は状況が大きく変化しない限り毎月開催に戻そうと思います。

ところでソフィアゲームクラブは、2年ほどコロナ禍による休止期間を挟みますが10年、100回の活動を数えました。
皆さまのこれまでのご愛顧に感謝申し上げますとともに、今後もますますのお引き立てを賜りたくお願い申し上げます。

それでは第100例会の様子をご覧ください。

会場となったなかのZERO学習室B

遊ばれたゲームたち

『スキタイの侵略者』(ケンビル)

『スルー・ジ・エイジス』(New Games Order)

『Hammer of the Scots』(Columbia Games)

『Mercado de Lisboa』(Eagle-Gryphon Games)

『X MAS – M.T. Explosive boats』(Para bellum #10)

『Ground Floor (Second Edition)』(Spielworxx)
※リンクはBGG

『シャドウレイダーズ』(グループSNE)
※リンクはBGG

『王たちの同人誌』(辺境紳士社交場)

『Pipeline』(Capstone Games)

『主計将校:1914』(ホビージャパン)

本日の撮り忘れ(´・ω・`)

あったかもしれませんが把握できておりません。「こんなゲーム遊んでたよ」というのがありましたらお寄せください。

【活動報告】2022-07-18 ソフィアゲームクラブ第99回オープン例会

皆さまお久しぶりです。5月に東京都のリバウンド警戒期間が終息しましたので、2年4ヶ月ぶりに例会開催を決意しました。ところが直前になって急にもう何度目かもわからない流行の波が迫り、個人的には「なんとも間が悪いなあ」と感じながらの開催となりました。

その後も国内の感染者数は爆上がりなわけですが幸い10日ほど経った現在も、参加者からの感染報告はありません。我がゲーム会は清浄だったと見なして差し支えないと思われます。ひとまずは安心です。

というわけで例会の様子をご覧ください。

会場となったなかのZERO学習室4

遊ばれたゲームたち

「ボーナンザ」(メビウスゲームズ)

「Stationfall」(Ion Game Design)

「Crusader Rex」(Columbia Games)

Kings & Creatures

「Kings & Creatures」(Zoch Verlag)

ドイツ戦車軍団:エル・アラメイン

「ドイツ戦車軍団:エル・アラメイン」(JWC#03)

超人ロック

「超人ロック」(国際通信社)

シリメツレツ

「シリメツレツ」(メビウスゲームズ)

ナヴェガドール

「ナヴェガドール」(New Games Order)

MEGAcquire GOLD
MEGAcquire GOLD

「MEGAcquire GOLD」(Acquisition Games)

「王への誓願」(Cosaic)

本日の撮り忘れ(´・ω・`)

なかったと思います。「こんなゲーム遊んでたよ」というのがありましたらお寄せください。

アドベントカレンダー:「陸軍の歩兵ゲーム」

どうも皆さんこんにちはorこんばんは。「War-Gamers Advent Calendar 2020」9日目の記事です。

今回は時事ネタです。どこらへんが?と思っても特に検索とかしなくていいです。
仮に男子中学生から「陸軍の歩兵ボードゲームってありますか?」と問われたとき、ソムリエ諸兄はどうしますか?(仮定の話じゃないじゃん)

もうね、お前らダメだ。全然ダメだよ!
かろうじて、まず趣味趣向の聞き取りから着手したのが1人だけという惨憺たるありさま。
シッダウン、シッダウン!ステイ!ステイ!。

いいですかお前ら。ソムリエたるもの顧客の要望の聞き取りと背景のプロファイリングをを怠ってはなりません。

ここでN村さんのツイートを引用します。

うむ。同意であります。

補足すると「入手が容易」というのは(とかく絶版情報に接することの多い我々ウォーゲーマーはそう思いがちですが)単に市場に出回っているということだけではなく、支払い能力やショップへのアクセス性なども加味しなくてはなりません。大手メーカーの最新作であったとしても海外サイトに英語で個人輸入してクレジットカードで支払うしかないとしたら中学生が入手できるでしょうか。また在庫に関しても10年前の作品はもう正価で入手はできない、古い商品とみてよいでしょう。

それから難易度。ひとことで難しいと言っても「ゲームに勝利するのが難しい」「ゲームシステムを理解するのが難しい」「ルール記述の真意を誤解なく受け取るのが難しい」「ルールをすべて覚えて漏れなく適用するのが難しい」など複数の側面があって、これを明確に別のものとして言い分けている人をあまり見ません。 大抵は全部まとめて「難しい」の箱に投げ入れられてしまいがちです。

それとソムリエに限らず、顧客が要件を過不足なく言語化して定義できているとは限らないことにも留意しなくてはなりません。行き届いたヒアリングで顧客が本当に必要としているものに向けて意識をすり合わせていきましょう。

有名なやつ

そしてそれらプロファイリングスキルを駆使してウォーゲーム一級ソムリエのワイが出した結論とは… …

こ れ だ

コマンドマガジン150号『Red Winter』

( ^ω^)・・・

いやね、これを思いついた時は鼻高々だったんですよ。1ユニット中隊規模で、分隊規模のゲームよりはスケールが大きいし、シナリオによっては戦車も出てくるけど、ルールもそこまでボリュームはないし日本語で読める。それにボックスゲームよりも安価だ。発売から1年なので入手もできるだろうと。

「Red Winterが全滅だと!? ものの1年も経たずに…?」

お膝元のa-gameに始まりiOGM、クロノノーツ、イエローサブマリンなど各ネットショップを確認しましたが在庫がありませんでした… … 。

うーん、カッコワルイ展開になってきたなあ。

そうなると執筆時現在、正価で入手できて日本語で遊べて難しくないゲームとなると『Combat Infantry』だろうかと思います。(リンクはBGG)
価格がネックではありますがMMPやGMTの重厚な箱モノよりはまあ、ね。

この後は「陸軍の歩兵ボードゲーム大喜利」でもやってお茶を濁そうかと思っていましたが1時間遅刻してますしこの辺で締めます。いちおう『Trenches of Valor』(Victory Point Games)『D-DAY Dice』(Word Forge Games)『Grizzled』(CMON ltd. / グループSNE)あたりを予定していました。気になったら調べてみてね。それじゃあまたね~!

【Stay Home】『SCYTHE – 大鎌戦役』デジタル版

ボードゲーマー諸氏はSCYTHE(大鎌戦役)のデジタル版が2018年9月にリリースされていたことをご存知でしょうか?私は外出自粛中の2020年4月に知りました。試しに購入して遊んでみるとこれがなかなか出来がよい。ボード版を持っている人、いない人、プレイ経験のある人、興味はあるがまだ触ったことない人、すべてのSCYTHEファンにお奨めできると思いましたので、その魅力を記事にまとめました。

※つまりこの記事はSCYTHEそのものの紹介記事ではありません。ボード版の知識を前提とした記述になっております。

タイトル画面。日本語化されている。ちなみに背景の絵柄は都度変わる。ボード版と同様に『彼方からの侵略者』拡張は別売りとなっている。画像の例は拡張購入済み。

概要や入手方法

デジタル版はSteamから購入でき、PCにインストールします。対応OSはWindowsと Mac OS X. メモリは4GBあれば十分動くので普段ゲームを遊んでいるPC環境をお持ちなら問題ないでしょう。
日本語化対応済み。一部細かい訳語がボード版と異なりますが混乱はないでしょう。
オンライン対戦可能。ただしそのためにはSteamとは別にAsmodee Digitalのアカウントが必要です。(筆者は未経験)

アルバムモードでJakub Rozalski氏の魅力的なアートワークをじっくり堪能できる。

デジタル版のココが便利!

1. 実行可能アクションを教えてくれる

デジタル版ではプレイヤーに手番が回ってくると実行可能なアクションをハイライト表示してくれます。リソース不足など実行可能条件を満たしていない場合は強調されません。アクション実行可否の判定ではクリミア・ハン国の『弾圧政治』能力も考慮され、資源の実物が足りなくても戦闘カードを所持していればリソースは満足しているとみなされます (カードを残しておきたいときは注意!) 。

クリミア・ハン国手番開始時。画面下のずらりとアイコンが並ぶ部分がプレイヤーマットに相当する部分。選択可能なアクションは明るくハイライト表示されている。この例では前の手番で 行った生産アクションがグレーアウトしている。徴兵アクション(左から5番目下段)のハイライト色が異なるのは、実行可能だが(すでに4回アクションを実行済みなため)やってもあまり意味がないことを示している(コインと戦闘カードを獲得するために実行してもよい)。ボード上に木材がないのに建設可能となっているのは『弾圧政治』能力のため。なお一番左のアクションはファクトリーカードのもの。

2. 目的を達成したら教えてくれる

ゲーム開始時に配られる2枚の目的カードですが、その達成のために決め打ちで戦略を縛るのは中長期的に見て有効ではなく、ある程度ゲームの流れに応じて、可能なら達成しておくといったプレイングになりがちです。ましてや条件が複雑になれば達成そのものを放棄しそのゲームでは忘却してしまうことも多いでしょう。
デジタル版のインターフェイスは親切にも、目的を達成すると表示色を変えて知らせてくれます。ただ画面の左上隅にある小さ目のテキストですのでそれでも見逃しがちなのですが、そのまま手番を終えようとすると注意喚起してくれます。

目的を達成した状態で手番を終えようとすると注意喚起される。もちろん目的達成を先送りして手番を終えてもよい。

3. 移動可能範囲を教えてくれる

ポーラニアの『潜水能力』 や クリミア・ハン国の『彷徨』 など、メック能力を獲得していくにしたがって、ユニットの移動可能範囲は複雑になっていきます。
デジタル版では移動時に到達できる地域(や本拠地)のガイドを表示してくれます。

教えてくれないとわかりづらい移動の例。メック能力は『地域社会』『スピード』の2つがアンロックされている。手番開始時点でラスヴィエトは本拠地隣の村を支配していないが、メック移動の1歩目で踏むことにより2歩目はファクトリーまでジャンプできる。

4. 点数計算してくれる

SCYTHEの点数計算は多項式のため暗算では難しいというか、 多少の記憶力を必要とするのですが(まあメモに書き留めておけって話ではあるのですが)、デジタル版ならそれもコンピューター任せでとっても楽チン。

最終結果の表示。各陣営の得点の内訳が一覧でき、プレイの反省にも活用できる。
画像の人間プレイヤー(=筆者)は星章と地域の獲得数がトップで盤面上これは勝ったと確信するも、終わってみれば民衆の支持がいまひとつだったためAIに惜敗。ぐぬぬ。

5. BGMが鳴る

これまで挙げてきた利点はすべて人間のプレイ負荷を軽減する方向のものでしたがこちらはデジタル版独自の要素。ゲーム中にオーケストラ調の落ち着いた音楽が奏でられます。陣営ごとにそれぞれ平時、戦闘時のBGMが用意されています。

Steamのミュージックプレイヤーを起動して音楽だけを鑑賞することもできる。クリミア・ハン国のBGMが好み。

6. コンピューターが遊び相手になってくれる

まあこれが一番重要かもしれません。人間の遊び相手を募らなくてもコンピューターが相手をしてくれます。人数も強さも調整できるので、自分に合ったスタイルで遊ぶことができます。
なおボットプレイヤーはボード版の『オートマ』ではなく独自のアルゴリズムを実装しているようです。

ゲーム開始前にプレイ人数。担当者とその強さを選ぶことができる。夢の7人戦も可能。

デジタル版のココが残念!

1. ちょっとおバカ

褒めておいてなんですがAIはちょっとおバカというか、周りが見えてないというか、具体的に言うと終了トリガーを引いたくせに最下位になったりします。こっちはトップを取るためにいったんしゃがんでいるのにもぅ。あとブービーのくせにビリをいじめたりします。
要するに弱いというより、トップを取る戦略眼を持たないという感じです。
※ボットの強さによるかもしれません。
※まあ逆に、それがゆえにゲーム時間はおおむね短いです。だいたい1ゲーム30分くらい。プレイ人数を増やすと少し長くなります。一番早いのは3人戦だと思われます(両サイドから新兵継続ボーナスが入るため)。

2. もっと拡張を!早く、早く!

いやあこれだけ手軽に遊べちゃうとね、欲しくなるんですよ。飛行船がっ!
キャンペーンもやりたくなるし、欲望は止まるところを知りません。
更なる拡張のリリースがありますことを祈ってデジタル版のご紹介を終えることとします。

おまけ

2020年6月16日から6月22日に掛けて 短期間公開された『Iron Harvest』デモ版の起動画面のスクリーンショット。プレイ中の画像は取ってなかったです… … 。

SCYTHE の正式ライセンスを受けたRTS『Iron Harvest』が2020年9月1日リリース予定とのアナウンスが発表されました。SteamやGOG.comで配信、プラットフォームはPCのほかPS4やXbox Oneなどコンシューマ機に対応するそうです。こちらも期待大ですね!

Steamストアページ
4Gamer.net記事
doope!記事